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4GBメモリ搭載時にあったトラブル 32bitOSの場合、メモリが4GB認識できない理由。 →大雑把に言うと元々32bitでは4GBまでしか認識できない。 そして、メモリだけではなくてPCIなどのI/Oスロットの分の領域 も共有しているため、3GB強程度しかOSから認識できない。 そのため、認識できなかった領域に関してはOSからアクセスできないため、当然利用できない。 CPU 仮想アドレス空間 物理アドレス空間 Intelx86(32bit)モード 4GB(32bit) 64GB(36bit)/PAE Intelx64(64bit)モード 256TB(48bit) 64GB(36bit) OS エディション 最大メモリ WinXP Home・Pro(32bit) 4GB WinXP Pro(64bit) 128GB WinVista Starter Edition(32bit) 1GB WinVista 全Edition(32bit) 4GB WinVista Home Basic(64bit) 8GB WinVista Home Premium(64bit) 16GB WinVista Business(64bit) 128GB WinVista Enterprise(64bit) 128GB WinVista Ultimate(64bit) 128GB Win2003 WebEdition 2GB Win2003 StandardEdition(32bit) 4GB Win2003 EnterpriseEdition(32bit) 32GB Win2003 DatacenterEdition(32bit) 64GB Win2003 EnterpriseEdition(64bit) 54GB Win2003 DatacenterEdition(64bit) 512GB iTune、WMPなどのメディアプレイヤーになぜかノイズがでる。 原因 サウンドブラスターのドライバが対応していなかった模様。 アップデートをしたら、改善。
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コンピュータの構成と設計・・・2年/CS,DM/必修 lecture01 - 07/04/? lecture02 - 07/04/? lecture03 - 07/04/? lecture04 - 07/04/? lecture01 - 07/04/? 4月12日 3限 COD 第一回 コンピュータシステムのなかに コンピュータがある。 ※注:マウスやキーボードなどはI/Oデバイスといわれ コンピュータ=ハードではない! この授業ではコンピュータそのものを扱う。 <ソフトウェア開発の手順> 1.高水準プログラム→コンパイル 2.アセンブリ言語プログラム→アセンブラ 3.バイナリ機械語プログラム+バイナリ機械語ライブラリ→リンクさせる 4.実行可能バイナリ機械語プログラム <コンピュータの性能> 応答時間 スループット <実行時間> 経過時間、CPU時間(システムandユーザ) ☆実行時間=I×CPI×TPC I 実効命令数 CPI クロックサイクル数/命令 TPC クロックサイクル時間 ☆クロックサイクル周波数 F=1/TPC 例題 F=1GHzのTPCは? A.1ns ◎メモリの容量の場合 1GbyteのG=2の30乗=約10の9乗 ☆2の16乗まで覚えたほうがいい! 2の16乗=65536 2の10乗=1024 <MIPS Million Instruction Per Second> MIPS=実行命令数/(実行時間×10の6乗) =F/(CPI×10の6乗)・・・★こっちのほうが重要?! <CPI> CPIa=Σ(各命令の割合×その命令のCPI) <その他論理式、論理回路> AND、OR、NOT、NAND、XOR、NXORなど マルチプレクサ Dフリップフロップ=情報を保存できる回路 クロックの立ち上がりとともに Dのデータを保存する回路! <トランジスタ(IC)製造技術> バイポーラ、nMOS、CMOS(位相反転=notゲート)など <CMOSインバータ> 要は半導体 n型とp型が同居 (FPGAはハードウェア実験で使うかもしれない。) lecture02 - 07/04/? lecture03 - 07/04/? lecture04 - 07/04/? 担当:mica@管理人 Last Update 2007年05月17日21時55分37秒 コメントどうぞ♪ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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量子コンピュータが本当にわかる(24年4月) 武田俊太郎 基本からプログラムの考え方までとtっても分かりやすい。 [図書] 絵で見てわかる量子コンピュータの仕組み(24年1月) 分かりやすいわりに高度な内容が書かれていた。 また、引用した参考文献も役に立った。
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「コンピューター監視法」を言葉検索 ★ ソースコードの段階で「ウィルス」扱いも!? 参院審議で改めて明らかになったコンピューター監視法の危険性 「PJ NEWS(2011.6.13)」より ・6月9日に行われた参議院の法務委員会では、多くの議員が、電子メールで多くの懸念が寄せられていることを認識し、審議の中でも言及した。つまり、直接の意見送付などを通じて示された批判や懸念を、審議にあたっている議員たちはしっかりと知っているということになる。 ■ 日本は戦前の治安維持法下の「弾圧と失業と戦争」の時代に突入した 「杉並からの情報発信です(2011.6.17)」より ・ネットメデイアの監視・弾圧を目的とする「コンピュータ監視法」は本日(6月17日)午前参議院本会議で民主、自民、公明の賛成(225)、共産、社民の反対(11) で可決成立しました。 ・法務・警察・検察官僚は江田五月法相を籠絡して国民の関心が東日本大震災と福島原発第事故に向けられている間隙を狙い、大手マスコミに「情報管制」をしいて国民に法案の存在自体を知らせないうちに短期間で成立させたのです。 これで日本は戦前の治安維持法下の「弾圧と失業と戦争」の時代に突入したと私は思います。 ■ 何のために「コンピューター監視法」を作るのか? 「高橋敏男のブログ(2011.6.17)」より ・川内博史氏(衆議院議員)に講演会終了後に尋ねた。 川内さん、コンピューター監視法が間もなくできると聞いてますが、 何とかならないものでしょうか?と尋ねたのだ。 すると川内氏からは絶対に成立させません!・・・と力強く返事をもらった。 川内氏の力強い発言のように、必ず廃案にしてもらいたいものである。 Video streaming by Ustream ■ 「ソースコードの段階で「ウィルス」扱いも!? 参院審議で改めて明らかになったコンピューター監視法の危険性」 「晴耕雨読(2011.6.17)」より ・つまり、ソースコードが存在した段階で有罪となると、「目的」があるかどうかという縛りは講じてあるとはいえ、問題点があるソフトやプログラムをDL、あるいは所持している段階で、有罪要件の半ばは達成されてしまうとも考えられ、この点も非常に大きな懸念点と考えることができる。 参議院法務委員会録画(参議院インターネット審議中継:6/14) ■ 「コンピュータ監視法」参院法務委で可決、成立へ 「情報紙「ストレイ・ドッグ」(2011.6.16)」より 参議院法務委員会録画(参議院インターネット審議中継:6/16) 後半に質問する共産党の井上委員との質疑は注目。 ☆ 参議院法務委員会委員名簿 ★ 菅政権ネット規制強化 国民をもっと信用すべきと専門家指摘 「Yahoo!ニュース〔NEWS ポストセブン〕」より ・この法案の閣議決定と歩調を合わせるように、警察庁はネット上の「デマの規制強化」に乗りだし、名誉毀損などで摘発も検討する方針を打ち出した。 ・警察庁OBの大貫啓行・麗澤大学教授が語る。 「ネットの掲示板にはデマも多いが、それをデマだと打ち消す情報もある。大震災や原発事故にかかわるネット情報が氾濫していることに、捜査当局がパニックになって冷静な判断ができていない印象がある。言論の自由が浸透する日本国民をもっと信用すべきです」 ■ コンピュータ監視法への警戒(6) 「村野瀬玲奈の秘書課広報室(2011.6.16)」より ・取り調べの全面可視化に対する政府与党の後ろ向きの態度と、国民への規制強化や権利制限に積極的な政府与党の態度を見ると、日本はつくづく非民主主義国なのだと思います。どうしたらそれに歯止めをかけられるのか、本当に頭が痛い。 ・コンピュータ監視法への警戒 ・コンピュータ監視法への警戒(2) ・コンピュータ監視法への警戒(3) ・コンピュータ監視法への警戒(4) ・そもそもコンピュータウィルスって... ☆ 「コンピューター監視法」で言葉検索 世界を言葉で検索 ■ クチコミ検索 #bf ■ ブログ2 #blogsearch2 ■ ニュース1 日産東HD Research Memo(2):統合で名実ともに国内最大級のカーディーラーとなった - 株探ニュース DeFiの新たな世界を切り開く「Pyth」とは - Wall Street Journal Synology社製、オールフラッシュに対応した1Uラックマウント型ストレージキット「FlashStation FS2500」を発表:時事ドットコム - 時事通信 中国経済の実態、データ規制でさらに不透明に - Wall Street Journal 第27回:AIと通信技術をフル活用! ホンダの新しい安全技術は完全自動運転への布石か? 【カーテク未来招来】 - webCG 匿名通信システム「Tor」ネットワークで悪意ある大量のサーバーを実行する「KAX17」とは? - GIGAZINE 冷凍冷蔵庫に“置く”だけで、温度異常をメールでお知らせ!定額制のクラウド型「温湿度監視システム」が新登場、食品ロスの大幅削減を低コストで実現 - valuepress 歴史学者ハラリ氏が語るコロナの危険性と“未来” - テレビ朝日 イーロン・マスクはジオン・ダイクンの夢を見るか? ビッグテックが宇宙を目指すほんとうの理由(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース JR東日本の監視カメラ問題 「顔認識」導入に潜むリスク - ITpro ドローン、ナンバー監視—— 米警察組織に広がる ハイテク捜査チームの内側 - MITテクノロジーレビュー SNSアカウントの乗っ取りも可能なデジタル監視法がオーストラリアで成立、一体どれほどの権利が侵害されるのか - GIGAZINE 個人情報の国家集中管理 監視社会よぶデジタル法案 | | 山田健太 - 毎日新聞 ■ ニュース2 日産東HD Research Memo(2):統合で名実ともに国内最大級のカーディーラーとなった - 株探ニュース DeFiの新たな世界を切り開く「Pyth」とは - Wall Street Journal Synology社製、オールフラッシュに対応した1Uラックマウント型ストレージキット「FlashStation FS2500」を発表:時事ドットコム - 時事通信 中国経済の実態、データ規制でさらに不透明に - Wall Street Journal 第27回:AIと通信技術をフル活用! ホンダの新しい安全技術は完全自動運転への布石か? 【カーテク未来招来】 - webCG 匿名通信システム「Tor」ネットワークで悪意ある大量のサーバーを実行する「KAX17」とは? - GIGAZINE 冷凍冷蔵庫に“置く”だけで、温度異常をメールでお知らせ!定額制のクラウド型「温湿度監視システム」が新登場、食品ロスの大幅削減を低コストで実現 - valuepress 歴史学者ハラリ氏が語るコロナの危険性と“未来” - テレビ朝日 イーロン・マスクはジオン・ダイクンの夢を見るか? ビッグテックが宇宙を目指すほんとうの理由(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース JR東日本の監視カメラ問題 「顔認識」導入に潜むリスク - ITpro ドローン、ナンバー監視—— 米警察組織に広がる ハイテク捜査チームの内側 - MITテクノロジーレビュー SNSアカウントの乗っ取りも可能なデジタル監視法がオーストラリアで成立、一体どれほどの権利が侵害されるのか - GIGAZINE 個人情報の国家集中管理 監視社会よぶデジタル法案 | | 山田健太 - 毎日新聞 ■ テクノラティ検索 #technorati . .
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コンピューター君とはデッキ作成能力が全くない決闘者を卑下する物言いである。 一般的にコンピューター君は 自分でデッキを考える事が出来ないのでインターネットを利用してデッキレシピを漁り完コピしたデッキを誇らしげに使う傾向がある。 また、完コピの為「何故サイドにこのカードを積んでいるか?」等が殆ど理解できずサイドチェンジがとてもお粗末であるという共通点も多い。 他人のデッキを診断する際にも「これは最近みんな入れてないから必要ない」等とどや顔でいう様はとても滑稽である。
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※コンピュータネタ 紫炎姫:コンピュータ麻雀? 特盛りカツ丼:おー 紫炎姫:…… 紫炎姫:お婆ちゃんとかのネトマに対する呼称ですね、良くわかります 特盛りカツ丼:違ぇ 紫炎姫:……どのゲーム見せてもファミコンって言うんだよな 特盛りカツ丼:いや、確かに言うけど 紫炎姫:もしくはピコピコ 特盛りカツ丼:……お前本当に女子高生か? ステルスモモさんが入室しました ~で~ ステルスモモ:人間とコンピュータの対局っすか 特盛りカツ丼:おー 特盛りカツ丼:何でもどこぞの麻雀研究所が物凄いの作ったらしくてな 紫炎姫:…… 紫炎姫:ここで突っ込むべき所は麻雀研究所についてだよな? 特盛りカツ丼:いや、普通にあるからな? 紫炎姫:……あんのかよ 特盛りカツ丼:いやあるだろ 特盛りカツ丼:競技人口数億だぞ?無い方がおかしいっての 紫炎姫:…… ステルスモモ:まぁ、そうっすよね ~で~ 特盛りカツ丼:そんで、今度プロと対戦させてみようって話になったわけだ 紫炎姫:誰と打つの? 紫炎姫:…… 紫炎姫:まさか、お前とk 特盛りカツ丼:いや、ないから 特盛りカツ丼:普通に考えて日本を代表するレベルのとだろ 紫炎姫:だわな、それでいて見栄えのいいの選ぶわな 特盛りカツ丼:屋上 ステルスモモ:まぁまぁ ~で~ ステルスモモ:日本を代表するプロで見栄えの良いと言うと、、 ステルスモモ:小鍛治プロとかっすか? 特盛りカツ丼:あー…… 特盛りカツ丼:あの人、こういう仕事あんまり受けないからなぁ 紫炎姫:じゃあ他の候補といえば、、、 ステルスモモ:三尋木プロとかどうっすかね ステルスモモ:日本代表の先鋒っすし 特盛りカツ丼:あー…… 特盛りカツ丼:あの人、こういう系のでロクな事しないからなぁ 紫炎姫:…… ステルスモモ:それじゃあ、ハヤブサの人とかどうっすか? 特盛りカツ丼:あー…… 特盛りカツ丼:あの人、今の時期は北海道から出てこないからなぁ 紫炎姫:…… ステルスモモ:だったら、あの対局中に歌う人は! 特盛りカツ丼:あー…… 特盛りカツ丼:あの人、『臨海のにキャラ食われる』って今イメチェン中だしなぁ 紫炎姫:…… 紫炎姫:プロになるには一芸に秀でて無きゃダメなの? ~ ~ ~で~ 紫炎姫:人間強ぇ ステルスモモ:最初から最後まで圧倒してたっすねー 特盛りカツ丼:……むしろアレは小鍛冶さんが別格なんだって 紫炎姫:小鍛冶プロ普通に出てきたなー ステルスモモ:っすねー ステルスモモ:あ、でもしばらく前に ~ ふくよん:人類最強の女、小鍛治健夜!! すこやか:……その言い方だと麻雀じゃなくて格闘技とかに聞こえるよ ふくよん:む? ふくよん:ではでは、人類で麻雀最強なのは否定しないって事だよね? すこやか:……こーこちゃんはまたそんな事ばっかり言う すこやか:でも私、世界で一番になった事ないよ?銀メダルだったし ふくよん:1位は目指さないの? すこやか:んー… すこやか:そういうのは、しばらくいいかなって ふくよん:…… ふくよん:つまり、人間の相手はもう飽きたという事だね! すこやか: すこやか:は? ふくよん:それならすこやん!今度ウチの局でコンピュータとプロを戦わせる企画があるんだけど! すこやか:え、あの、それは知ってるけd ふくよん:なら話は早い!! ふくよん:すこやん出場するって言っといてあげるから!! すこやか:いや、ちょ、えええええええええええ ~ ステルスモモ:てな感じな事が 特盛りカツ丼:……あのアナウンサー強いなぁ、無敵か 紫炎姫:まぁ、福与アナだし ステルスモモ:しかし、あのコンピュータこれからどうなるんすかね? 特盛りカツ丼:そりゃ改良だろ 特盛りカツ丼:今回の経験を基にプログラミングをいじったり 紫炎姫:…… 紫炎姫:……って、簡単に言われてもな 紫炎姫:無理だろ、アレの対処法 特盛りカツ丼:…… 特盛りカツ丼:まぁな 紫炎姫:あれもう麻雀技術の云々じゃねぇって ステルスモモ:……純粋な麻雀技術は高いプログラムだったんだろうっすけどね ~ ふくよん:『機械なぞ所詮は人類の作りし道具!造物主に勝てると思ったか!』 ふくよん:の小鍛冶プロってキャッチコピーどうかな? すこやか:頼むからやめて そんなこんなな話 技術云々とか思考力云々とかでは機械が圧倒するんだと思ふ …………… でも、それだけで勝てるほどこの世界は甘くないステキ ちなみに、その後件のコンピュータは改良プランが立てられたとかそうでないとか 取り敢えず、色々な能力者と戦って経験を得て成長させようとしたぽい ……… で、その為にとあるネトマに放されたとかそうでないとか ……… Sapphireさんが入室しました 咲日和ネタ入れるとか※の人素敵 そのまま咏えり書こうぜ 書いてください -- 名無しさん (2012-08-01 22 10 12) ナコルルプロと聞いt -- 名無しさん (2012-08-02 22 48 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/35080.html
登録日:2016/09/03 Sat 20 59 26 更新日:2024/06/05 Wed 19 44 26NEW! 所要時間:約 21 分で読めます ▽タグ一覧 1983年 AV仕様ファミコン FC NES NEWファミリーコンピュータ ゲーム ゲーム機 コロコロコミック シャープ ツインファミコン ディスクシステム ニンテンドークラシックミニ ハード ファミコン ファミコンステーション ファミコンテレビC1 ファミコンボックス ファミリーコンピュータ マイコンピュータテレビC1 上村雅之 任天堂 任天堂ゲーム機項目 伝説 伝説の始まり 何故かなかなか立たなかった項目 原点にして頂点 名機 山内溥 据置型ゲーム機 日本のメディア芸術100選 米国ゲーム機市場の救世主 編集ファミコン ファミコンタイトラー 家族みんなでファミリーコンピュータ ファミリーコンピュータとは、1983年7月15日に任天堂が発売した据置型ゲーム機。 CM ファミリーコンピュータ 登場! カセットを挿入すると、カラー52色の鮮やかな画像。 コンピュータを相手に麻雀、五目並べ、そしてポパイ。 ドンキーコング、2人で楽しめるマリオブラザーズなど10種類。 ポーズボタンと切替スイッチで簡単にテレビ番組に変わるテレビ共存体 家族そろって ファミリーコンピュータ ●目次 【解説】 【ファミリーコンピュータの特徴】本体外観 コントローラー ソフトメディア/パッケージ 本体性能 ソフト展開 【楽しい楽しい周辺機器】ファミリーコンピュータ 光線銃シリーズ ファミリーベーシック/データレコーダー ファミリーコンピュータロボット/ブロックセット/ジャイロセット ジョイボール ファミリートレーナー ジョイカードMk2 ファミリーコンピュータ 3Dシステム 通信アダプタ パックス パワーグローブ 【バリエーションハード】ファミリーコンピュータ ディスクシステム スタディボックス カラオケスタジオ データック Q太 データシップ1200 マイコンピュータテレビC1(ファミコンテレビC1) ツインファミコン ファミコンボックス/ファミコンステーション 編集ファミコン ファミコンタイトラー NEWファミリーコンピュータ/AV仕様ファミコン ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター 【海外のファミコン『Nintendo Entertainment System』(NES)】 【付属冊子】『これがファミリーコンピュータだ!!』 【余談】 【解説】 任天堂が販売した、第三世代据置型ゲーム機となる。 当時の定価は14,800円。 基本的に最後までこの価格だったが、後に廉価版ハードなどは登場している。 略称は「ファミコン」や「FC」が基本的に使われる。 というか、多分だが正式名称よりファミコン呼びの方が多いのではないだろうか。 この呼び名が定着した結果、ゲーム全般を指して「ファミコン」と呼ぶ人々もいた。 ある世代以上は未だにファミコン呼びが直っていなかったりする。 エスカレーター(自動式階段)然りマジックテープ(面ファスナー)然り、第一人者がそのまま一般名詞化するのはよくあることである。 この項目では基本的にファミコンと表記する。 ハードの名称は上村雅之が考案した。 パーソナルコンピュータやホームコンピュータという言葉が普及していた時期、 彼は『ファミリー』はまだ使われてないという理由で思いついたらしい。 炬燵で家族団らんで遊ぶゲーム機のイメージを思い描いていた彼は、今のこの名前をベストと考えたとのこと。 携帯型のゲーム ウオッチで成功を収めた任天堂が、次は当時人気だったドンキーコングを家庭でも遊べることを目標に開発に至った。 とは言え、開発時には本体開発部署に三人しかおらず、勝利する未来が見えなかった彼らは悲観的だった。 悲観的になったあまり、メモには愚痴という愚痴を書きまくっていた。 しかし、完成したハードは当初の目標通りにアーケードゲームを一定レベルで再現できる性能を持っていた。 ローンチタイトルにも『ドンキーコング』を用意し、家庭でも楽しめるソフトを次々と投入している。 こうして発売に至ったファミコンは、最初は不具合による出荷停止などで販売台数が振るわなかった。 だがすぐに勢いを上昇させ、1年間で300万台を売り上げた。 家庭用ゲーム機市場の存在を広げながらも、事実上の独占状態を維持しながら日本国内では最終的に1,935万台売り上げる。 米国などでもヒットしたこのハードの全世界販売台数は6,191万台にもなる。 ファミコンが家庭用ゲーム機市場から存在を消しつつあった90年代以降も、NEWファミコンに切り替えながら本体の製造を続けていた。 部品確保困難を理由に本体の製造を切り上げたのは、発売から20年ほど経過した2003年だった。 公式サポートの終了が宣言されたのは2007年10月31日で、その時は公式が「申し訳ない」とコメントしていたが、それを責める人間はいないだろう。 社会的に大きな影響をもたらしたこのハードは、以後の日本で家庭用ゲーム機が育つ土台を作る。 ファミコン以前にも家庭用ゲーム機は存在したが、本ハードがなければ多くの会社がハード事業に参加することはなかったかもしれない。 ファミコンより後発に出た同世代ハードも、「打倒ファミコン」「ポスト・ファミコン」を目標にしていたハードも多い。 日本のゲーム史的に見ても、「原点にして頂点」とも言える開拓者的な存在だろう。 【ファミリーコンピュータの特徴】 本体外観 80年代に子供時代を過ごした人間の殆どが認知しているというデザイン。 本体色は、白とえんじ色のツートンカラーが基本。 何故この色が選ばれたのかというと、当時の組長社長であった山内溥がこの色を単純に気に入ったからと言われている。 また、えんじ色のプラスチックが当時かなり安かったためコスト的にも良かったからという話もあるが、これはガセネタと否定されている。 強度の問題で、安価な金属プレスの本体ではなく、高価なプラスチックを選んだというのは本当。 本体中央上にはゲーム機にはなくてはならないカセット差込口が存在。 差込口にはカセットを挿入して遊ぶためのカセットコネクタがある。 そのコネクタへの埃やごみの侵入防止措置として、これまたお馴染みのコネクタカバーが存在。スーファミや64と異なりバネなど無い手動式。 カセット差込口からやや下の右側にはリセットボタン、左側には電源スイッチが配置されている。 これらボタン上部には取り扱いの説明書きが書いてあるという親切な仕様。 電源スイッチはスライド型でオン・オフを切り替える。 これらのスイッチに挟まれるようにイジェクトボタン(レバー)が存在。 これを奥方向へ押すと固定されたカセットを飛び出して外せるので、カセット用の安全策に思えるが、単純に引っこ抜いてもカセットに影響はなかったりする。 じゃあなんで取り入れたのというと、「レバーを押すとカセットが飛び出るって子供が喜ぶんじゃね」という遊び心だったのだ。 使わなくても問題のない存在だったので、後のマイナーチェンジハードでは削除されている。 本体前面にはエキスパンドコネクタなる端子が存在し、周辺機器などを接続する拡張用端子となる。 このコネクタにも、上述したリセットボタンや電源スイッチと同じような取り扱いへの説明書きがある。 エキスパンドコネクタの上には、『FAMILY COMPUTER』の名前が光る。 本体背面はテレビに接続するために必要な端子などが配置されている。 左から順に、ACアタプタ端子・モードを切り替えるスイッチ・チャンネル切り替えスイッチ・RFスイッチ端子。 これらの端子やスイッチを挟むように、本体と連結したコントローラー二つを繋いだコードが挟んでいる。 端子を使うのに必要なACアダプタやRFスイッチは本体に同梱されている。 本体側面はコントローラーの収納スペースとなっている。 大きめな窪みが存在し、ここにそれぞれのコントローラーをはめ込むようにして設置する。 コントローラをただ放置しないように配慮された、地味に見えて実は重要な場所なのだ。 コントローラー 任天堂製のみならず、後の多くのハードに影響を与えた始祖的コントローラー。 本体に最初からコードが連結されており、一体型となっている(コスト削減の工夫)。 二つのコントローラーはそれぞれ『I』『II』となっている。 ファミコン愛用者が『ツーコン』と呼ぶのを聞いたことがある人はいるだろう。 十字ボタン・A,Bボタン・(Iコンには)START,SELECTボタンという今では基本中の基本のボタンが特徴。 初期型の物は一部のボタンの材質の欠点を抱えており、後にプラスチック製に改良されている。 また、初期のABボタンはメジャーな丸形ではなくて四角形の形だった。 この四角ボタンの物はプラの下にラバードームでなく、直にゴムが出っ張っていたため(*1)、引っかかって戻ってこなかったり、ゴム自体がちぎれるというトラブルが相次いだ。 そのため後のロットから十字キーのようにプラボタン・ラバードーム構造に変更されている。 そしてIIコンにはSTART・SELECTが無い代わりにマイク機能を搭載している。 このマイク機能、役に立つことを想定したのではなくて、TVから自分の声が出たら面白そうだからとぶち込んだという物。 マイクの入力はソフトから使用することが可能だが、音の波形どころか音の大きさすら取れないただのON/OFF判定のみ、その上初期型と後期型でONとOFFの判定が逆という、なかなか実用には難しい仕様である。 投入した経緯が経緯、しかもソフトで対応しようのない仕様変更まで抱えた代物とあって、この機能を活用する代物はあまり現れず、NESやNEWファミコンではこの機能は削除されてしまっている。 メインのボタンがA・Bの2つのみというのは、当時のゲームには3つ以上のボタンを使うものも多かったのに対し少ないが、コストの問題だという。(*2) START・SELECTは初期のゲームではタイトル画面でゲームモードをセレクトし、ゲームをスタートするという文字通りの用途に用いられていた。Atari2600やゲーム ウオッチの本体に付いているモード切り替えと同じ意味合いである。 Iコンにしか存在しないのも開始時にしか使わないなら両方には必要がないからである。しかし、STARTでゲームのポーズが行えるゲームでは2人プレイ時にIコン側だけがタイミングよくポーズでIIコン側の操作の邪魔をすることが出来てしまう問題が生じた。 のちにゲームが複雑化するとボタンが足りずSTART・SELECTをゲーム中にも様々な用途に用いるようになった。一方でタイトル画面の操作には十字キーで選択・Aで決定の方が便利なことに皆が気づき始める。こうしてSTART・SELECTは名ばかりとなってしまったが、皆が慣れ親しんだ名を変えるには至らず。 Wiiで+/-ボタンに名称が変わったあともコントローラー上の補助表示としては残り続け、Switchにてようやく完全に廃止されることになる。 このコントローラーが革命的だったのは、「手の中に収められる」ということ。 それまでのゲームのコントローラーは、今でいうジョイスティックが主流であり、ゲーム機本体とは別に、コントローラーの置き場所が必要だった。 このため、座る位置や姿勢がどうしても固定されてしまい、長時間のプレイに向かないという弱点があったのである。 しかし、ファミコンゲームパッドの登場により、「置く」のではなく「持つ」というスタイルが定着。 以後、ゲーム機のコントローラーといえばゲームパッドが標準となった。 後の任天堂の携帯機『ゲームボーイミクロ』はこのコントローラーを意識したデザインで、実際にファミコンカラーも発売された。 そしてSwitch用のJoy-conにもこのデザインをモチーフとした物が登場している。 形が普通のJoy-conより角ばっているので、本体に接続した充電モードでの違和感がバリバリ。 ソフトメディア/パッケージ ファミコンのソフトメディアは世界で一番有名なカセットソフトと言っても良い。 初期のソフトはタイトル名と版権、模様だけが描かれた単調なラベルが多かったが、 次第にそのゲームを表すようなイラストを掲載するようになる。 初期ラベル版の初代ドンキーコングのカセットの画像を見たことがある人も多いのではないだろうか。 ソフトメーカーによってカセットの色や形状も様々な違いがあったりもする。 アイレムの初期のファミコンソフトなんかは、赤いランプが光るLEDをつけていた。 バンダイのファミコンソフトは角が丸っこくなっている。 また、女神転生IIのように特殊なサウンドチップを組み込んで多様性のある音を鳴らせるようにしたカセットも存在する。 ちなみに海外版のNESはこのサウンド用のピンアサインが存在しない(*3) ファミコンのROMカセットの大きな特徴として、ROMチップが2個入っている点が挙げられる。1つはゲームのプログラムや定数データを収めるPRG-ROM、もう1つが表示する画像データを収めるCHR-ROMである。画像データをROM化することで、本体側に必要なビデオメモリが画面全体を収めるより小さくできる。本体の低価格と画面の美麗さを両立するアイディアである。 初期のROMの容量はPRGが256kbit(=32KB)、CHRが64kbit(=8KB)の合計320kbit(=40KB)で、その後バンク切り替え技術が使われるようになり大容量のものも登場したが、それでも64KBや128KBといったレベル(*4)。当時としては大きい容量だが現在からしたら信じられない程小さい。 この容量で、ファミコンのソフト開発者はドラゴンクエストなどを実現したのである。 末期以降はバックアップ機能が追加されたりと、扱える容量や性能にも改善が見られる。 ただし、バックアップ機能に関しては経年劣化で電池が死んでしまっていることもある。 ソフト用のパッケージは紙のパッケージが採用されている。 パッケージにはゲームをイメージしたイラストなどが一面に飾られていた。 本体性能 CPU 当時の日本ではマイナーだったMOS 6502系カスタムマイクロプロセッサ、1.79MHz。 6502自体はApple II(Macのご先祖様)にも採用された実績のある物である。 BCD機能が削除され、サウンド機能が統合されている。 メモリ ワーキングメモリ 2KB ビデオメモリ 2KB (およびスプライト256バイト・パレット32バイト) ワーキングメモリについては後期のソフトではカートリッジ側にRAMを積むことがよく行われた。 例えばスーパーマリオ3では本体メモリに収まらない巨大なステージデータをカートリッジのRAMに展開している。 解像度 256×240ドット。 ただし、当時の一般的なアナログTV受像機は映像信号のすべては画面内に表示しておらず、80~90%程度しか入らなかった。 このため、少なくとも上下16pxづつ、余裕を見れば上下24pxと左右16pxづつくらいには重要な情報を表示してはいけなかった。 また、左8pxを非表示にする機能があり、これを使った場合解像度は248×240と言える。 技術的制限からスクロールする際に上下や左右の数ピクセルが反対側から回り込んだ内容になることがあり、元々のTVでは見えなかったこの乱れを隠すためにエミュレータでは上下8pxをカットし256×224とすることが一般的。 表示色 54色。 内訳は、有彩色が明るさ(明度 彩度)4段階・色相12種類の48色、無彩色が6色で計54色。 ただし無彩色のうちほぼ同色が2組あり、52色とする資料も多い。 また、TV信号の規格外の「黒より暗い黒」も存在する。これを入れれば55色。 サウンド 矩形波2音・三角波1音・ノイズ1音・DPCM音源1音。 DPCM音源は1bitのDelta(あるいはDifferencial) PCMを再生する機能であるが、音量レジスタを直接CPUで書き換える力技のPCM出力もしばしば行われた。 現代ではレトロ・クラシックゲームの代名詞となっているファミコンであるが、発売当時の基準ではコストパフォーマンスに優れた高性能を実現している。 使われているCPUは、高性能かつ低価格を実現した8bitCPUのMOS 6502の互換CPUとなる。 MOS 6502は高い人気を誇り、後のPCエンジンなども同様の系列の互換CPUを用いた。 当初はアーケードゲームに用いるZ80 CPUを使用する予定だったが、コストの問題から変更したらしい。 開発者にもソフト制作しやすいツールを提供し、当時としては画期的だった。 良いゲームを提供するには良い開発機材が必要不可欠なのだ。 有名なネタだが、この性能は月面着陸に成功したアポロ11号を大きく上回るというネタがある。 一概に比べられないかもしれないが、確かにアポロのメモリ量や処理速度はファミコンに劣っている。 技術的な進化やアポロ11号の開発者達の凄さがわかるネタではあるだろう(*5)。 音源は内部に搭載されており、電子ゲームより高音質かつ独特な音を表現した。 この独特な音源は「ファミコン音源」と呼ばれ、この音源で音楽を表現する一種のジャンルを形成する。 ハードの性能が上がり、芳醇なゲーム音楽を楽しめるようになった今でも、この8bitサウンドを懐かしむ人は多い。 アニメやゲームの曲をファミコンの電子音風にアレンジしたものが出回っていることからも、その人気のほどがうかがえるだろう。 ただし販売期間が長かったせいでチップが何度も変更になり、ファミコンのロットによって出る音が全然違ったりする。 後に他社から様々な同世代ハードが生まれたが、打倒ファミコンを標榜しただけあってファミコンの性能を超える物が多かった。 しかし、ファミコンは自身より高性能な同世代ハードを屁ともせずに蹴散らし粉砕した。 90年代以降のファミコンソフトは開発側が経験を積み、完全に使いこなしたのか、初期や全盛期のソフト群を上回る画面を表現できた。 ソフト展開 今のゲーム業界を支えるソフトの大半は、このハードから生まれたと言っても過言ではない。 ローンチタイトルは「ドンキーコング」、「ドンキーコングJR.」、「ポパイ」の3本。 まず手始めに任天堂製のソフトを忘れてはいけない。 ファミコン第一弾のソフトとして販売されたのは、アーケードでも人気となった移植作『ドンキーコング』。 そして、世界で一番売れたソフトの『スーパーマリオブラザーズ』から連なる一連のシリーズ。 『ゼルダの伝説』『メトロイド』『MOTHER』などの、任天堂を代表するブランドの出発地点となっている。 サードパーティは数多くのメーカーが参加し、今なお有名なメーカーからもはや亡きメーカーまでが揃った。 コナミ、ナムコ、ハドソン、カプコン、スクウェア、エニックス……、今なお知られる有名メーカーも参加している。 これらのメーカーは現在までファンを生み出している名作を多数生み出した。 『ドラゴンクエストⅠ』『ファイナルファンタジー』『ロックマン』など、サードメーカーを代表するソフトはファミコンから生まれている。 えっ?『飛龍の拳』などを輩出して今なお生きているカルチャーブレーンも忘れては困るって? 多種多様なソフトがあったので、当然名作だけではなく迷作も輩出しまくっている。 『いっき』『スペランカー』『たけしの挑戦状』『星をみるひと』など、これもまた紹介しきれない。 このようなソフトはバカゲーだったりクソゲーだったりの扱いを受け、名作と呼ばれるソフトとは違う形で後世に名前を残した。 ファミコンが第一線から身を引いたと言われる90年代以降でも、結構なソフトが展開されている。 『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』『星のカービィ 夢の泉の物語』などの有名タイトルも、末期では輩出されている。 既に主力の座をスーパーファミコンに譲っていた時期なだけに、当時はあまり注目されなかったものの、そのクオリティは円熟の極みに達しており、 初期のソフトと比べると、グラフィック、音楽、演出ともに、同じハードとは思えないほどの違いである。 最終的には32ビット機戦争が始まる直前の1994年が最後のソフトの発売年となっている。 そして最後のソフトは、正にファミコンというハードを終わらせるのに相応しいソフト。 メーカー公認のソフト供給が終わった現在も、同人的な非公認のソフトが作られている。 ゲームを作る能力がある人ならば、このハードに誰もが惹かれるという証拠ではないだろうか。 厳しい制約の中でどれだけのことができるか、という課題に燃えるのかもしれない。 現在はファミコンソフトは、バーチャルコンソールやNintendo Switch Onlineの特典で任天堂ハードにDLソフトとして提供されている。 ファミコンのタイトル(特に任天堂タイトル)は、もちろん任天堂ハードでしか提供されない。 これは、他社の過去のレトロゲー配信に対する優位性を作り出している。 ファミコンで生まれたソフトは、今なお任天堂の現役ハードを支えているのだ。 【楽しい楽しい周辺機器】 ファミコンというハードは多種多様な周辺機器を生み出した。 今の時代に繋がるような周辺機器もあれば、とりあえず実験的な要素が多々含まれた物も。 中には今の時代なら詐欺と騒がれても仕方のないような摩訶不思議な周辺機器すらあった。 ひとまず、この項では代表的かと思われる周辺機器をいくつか記載する。 ファミリーコンピュータ 光線銃シリーズ かの横井軍平氏が考案した、射撃型周辺機器。西部劇でおなじみのコルトSAAを模した形状。 元々は射撃型玩具で、後に射撃ゲームとして発展した物だがファミコンで遊ぶために発売された。 ソフトと同梱している物もあれば、ガン単独で売っている物もある。 トリガーを引くと、ゲーム上の画面が連動して反応してガンシューティングとして遊べる。 画面が連動する原理としては、トリガーを引くと狙った位置が識別用の画面に一瞬切り替わり、銃口のセンサーがこれを認知して判定をするという仕組みとなっている。 識別用の画面は人間の目では判断できないほどの時間の変化のため、何となくチラついたようにしか見えない。 目標の画面が認知するという流れではなく、自身の機器が認知するというある種逆方向の流れ。 しかし、液晶やプラズマなどでは原理が通用しないため使用できない。 対応ソフトは『ワイルドガンマン』や『ダックハント』など三本に留まって終わった。 だが、ダックハントに関しては知ってる人も多いのではないだろうか。 また、このソフトだけに限った話ではないがメイド イン ワリオのナインボルトステージでも再現されている。 米国では、このダックハントが後述のNES本体とセットで販売された為、日本よりも知名度が高くなっている。 この実績もあり、ダックハントを始めとする光線銃シリーズが、後に大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに参戦することになった。 この光線銃シリーズの技術の流れは、後述するファミコンロボが受け継ぐこととなる。 ファミリーベーシック/データレコーダー ハドソンとシャープというファミコンに深く関わった二大会社が共同開発した、キーボード型の周辺機器。 ファミコンにこれを使いBASIC言語でプログラムを組むことで、オリジナルゲームを自分でプログラミング出来るという凄い画期的な物。 当時発売されていたPCと比べて機能が大きく制限されていたが、ファミコンのスペックを考えれば仕方が無いと言えるだろう。 電卓や音楽作成、占いといったお遊び要素も搭載していた プログラムの保存にはデータレコーダを使用する。 ベーシックとの連動要素を使わず、普通のカセットプレイヤーとしても使用可能。 プログラムの本だけではなく、『ロードランナー』などで自作した面を保存も出来た。 結構小難しい使用用途の機器だが、キーボードだけは結構な販売台数を記録したので中古市場でも見かけやすい方。 現代型のUSB接続キーボードに改造できる電子基板も非公式で販売されている。 かの桜井政博がゲーム業界に入るきっかけになった機器でもある。 ファミリーコンピュータロボット/ブロックセット/ジャイロセット 光線銃シリーズから発展した系譜を持つ、『ロボット』型の周辺機器。 画面上の光信号をロボットの目で広い、連動して動かすことができる。 これによって『ブロックセット』や『ジャイロセット』におけるブロックやコマを動かせる。 対応ソフトは全て2Pと遊ぶことが前提だったが、ロボットがその役割を果たしてくれる。 しかし、ロボットの動きが遅いかつ雑なのでゲームとして成り立たないこともあった。 詳細はタイトルのリンク先を参照にしてほしい。 対応ソフトは僅か二本に終わる始末だったが、海外では健闘したとか。 ちなみに、海外版のロボットはNESに合わせたカラーとなっているのも有名な話。 このロボットは、後にマリオカートDSでレーサーになったり、他の任天堂キャラと大乱闘することになる。 ジョイボール HAL研究所が開発した、ボール型のジョイスティック。 世界初の連射機能(ただし15連射)を持っていたが、操作が独特過ぎてゲームによっては扱いにくい上に、 後述するジョイカードMk2のような、上位互換の連射機能を持ったコントローラーやジョイスティックが発売されるようになって、姿を消す。 ただしこのジョイボール、どこかから同期信号を拾うシンクロ15連だったというのが後の検証で明らかになっている。 なおコナミのハイパーオリンピックシリーズに対応していた当時唯一の他社製コントローラーで(*6)、連射機能にも対応していた。 ファミリートレーナー テレビの前でスペースを確保して広げて遊ぶマットコントローラー。 現実のかけっことは違い、小刻みに振動させるように走らなければ速く走れない。 任天堂ではなく、あのバンダイが専用ソフトを抱えて発売した。 ジョギングやエアロビスクなど、対応ソフトは10本ほどに留まる。 マンションや団地に住む人は、下の階に響かないか注意が必要となる。 一軒家の人でも、二階で遊んでいる人はリビングなどに響かないか注意する必要がある。 遊ぶ前の準備運動も推奨されている。 後のDance Dance Revolutionなど、マット型コントローラーは姿を見せ続けている。 ジョイカードMk2 ハドソンから発売された、ファミコン用コントローラー。 純正の物とパッと見の外見はよく似ているが、ちゃんと見るとデザインが違う。 コントローラーには小さく、あのハドソンのマークが記されているのも特徴。 そして実物を見ないと分からないだろうが、純正の物より一回り大きい。 最大の特徴としては、設定で最大16連射が可能となっている。 ファミコン世代に流行った高橋名人の一秒間に16連射を再現できるという物。 高橋名人は当時の子供達の夢を体現した存在だったので、それを真似できるジョイカードも相当売れたという。 ただしタイマー式の16連なので、正確なタイミングで押されているわけではない。 個体差によって15連は保証、最大16.5連辺りまで出ていたとか。 実用性も高かったからか、後の時代でもジョイカードは様々なハードに姿を現すこととなる。 ちなみに無印のジョイカードはMSX用。 ファミリーコンピュータ 3Dシステム 任天堂好物の3D立体視をファミコンで実現した周辺機器。 専用ゴーグルをかけることで3D立体視を体験できた。YOUR FIRST TARGET…CAPTURED 左目用と右目用の画像をゴーグルで高速かつ交互に見せる、という技術的な問題で、眼への負担は結構強かったと言われる。 試みの面白さなどはともかく、まだまだ立体視の魅力を披露するには問題があったので普及しなかった。 ツインファミコンにも3Dシステムが登場しているが、特に両者に違いはない。 というか、実はセガ・マークIIIの3Dグラスとも互換性があったりする。 これ以降も、任天堂は3D立体視へのチャレンジを続けることとなる。 バーチャルボーイ、ニンテンドーゲームキューブ立体視用回路搭載、試作型3D立体視ゲームボーイアドバンスSP…… これらの失敗を経て、最終的にはニンテンドー3DSの普及に成功する。 通信アダプタ 『ファミコン通信』と呼ばれるネットワークシステムに対応するための周辺機器の一種。 これに証券会社などから提供されたカードを差し込んでモジュラージャックで電話回線と接続すると、家にいながらにしてファミコンから株取引なが行えるという当時としては画期的なシステムだった。 ファミコンの全盛期がバブルと重なったこともあって当時の日本は株投資が過熱していたため、13万台以上売り上げるという奮闘を見せた。 なお、当初は今で言うオンラインゲームを発売するという構想もあったが、当時それは顧みられずに頓挫している。 バブルが弾けて少しした後には「JRA-PAT」という、通信アダプタを少し改良した馬券の電話投票用専用端末セットが登場。 株取引ブームも終わり、パソコン通信の発達で株取引や馬券電話投票がそちらに移行していく中で、ファミコン以降もスーパーファミコンとドリームキャストで後継の専用端末が発売され、2015年の夏競馬まで単勝・複勝・枠連・馬連だけながらもサービスが続けられていた。 また、競輪はより早くに参入し、「ピスト」という名前で電話投票システムを行っていた。 パックス パワーグローブ ある意味、ゲーム史上もっともロマンがあってもっとも詐欺と言われても仕方のないネタ周辺機器。 アメリカ産の周辺機器で、米国ではバービー人形やホットウィール、カードゲームのUNOで有名なマテルが販売していた。 何を思ったのか、日本にもパックスコーポレーションが輸入して19,800円で発売した。 ちなみに余談だが、パックスコーポレーションはバブル崩壊とともに倒産した。 テレビにL字型の音波センサーを設置し、自分は右腕にグローブ型のコントローラを装着するという物。 腕を上下に動かして十字キー操作、指を曲げることでABボタンというなかなかな操作を要求する。 腕には重量で負担がかかり、ゲームの操作反応は割と滅茶苦茶になることも多い。 説明書も数日間の練習を要求する素敵な仕様……そんな暇あるなら普通に遊ぶでしょ。 マニュアルも具体的に対応してるソフトなどが書いていないという不親切さ。 ちなみにグローブには普通のコントローラーも付いている。 パワーグローブの意味ないし必要なのか…とも思うが、連射機能なんかもついてるので完全に無駄でもない。 The Angry Video Game Nerdなどの動画で存在を知った人も多いと思われる。 【バリエーションハード】 ファミリーコンピュータ ディスクシステム 周辺機器ではあるが、その性質上この項で扱わせてもらう。 ファミコン本体を上に重ねる形で接続して使用する。 従来のファミコンとは異なるメディアを使用し、カセットではなくクイックディスクと呼ばれる磁気ディスクメディアでゲームを提供した。 このディスクメディアは当時のファミコンカセットを上回る容量・セーブデータ機能・低価格を実現。 安い価格で高性能なソフトの提供を可能とし、ゼルダの伝説、悪魔城ドラキュラを初めとする良質なゲームを輩出するのに貢献した。 さらに、このディスクカードは玩具店などで別のソフトに書き換えて安く新品のソフトを手に入れられる。 しかも、当時としては斬新なネットワーク性を実現し、ディスクファクスを通した全国大会なども開催。 400万台という販売台数を記録しているが、意外にも栄華は長くなかった。 理由の一つは、従来のファミコンカセットが、ディスクメディアを上回る性能を獲得したからである。 容量増加・セーブ機能搭載成功・拡張音源搭載など、ディスクメディアの優位性を奪った。 むしろディスクメディアの欠点である、長いロード時間などの問題点が残った。 二つ目の理由。ROMカセットに比べてディスクカードは安い、つまり儲けが少ない。作る側からしてみればディスクで出す理由がない。ディスクシステムに積極的なメーカーは多くなく、参加しても主力タイトルは作らなかった。 こうしてディスクシステムは静かに役割を終えていったと言われる。 書き換え用のディスクライターも撤去されたが、任天堂は2003年まで書き換えサービスを行っていた(*7)。凄い。 実は海外ではディスクシステムに相当する周辺機器が生まれていない。この為、海外ではディスクシステム専用ソフトの仕様をNESに合わせて調整し、NES用のカセットで販売していた。 時代のあだ花のように思われがちだが、「メディアは消費者が用意し、メーカーはデータだけを販売する」という形態は、現在のダウンロード販売にもつながるものがあり、それを30年近く前に実現していたことは興味深い。 スタディボックス 周辺機器ではあるが、その性質上この項で扱わせてもらう。 福武書店(現ベネッセコーポレーション)から販売されていた(最初期は実質レンタル形式での提供)。 ディスクシステムと同様の形でファミコン本体に接続することで使用可能になる。 専用カセットとしてカセットテープが用意され、ファミコンレベルのソフトながらも音声の導入に成功している。 専用テープは学習用ソフトが基本的で、100本以上ものテープが作られたと言われている。 この音声は他の拡張音源同様、テープの出力をファミコンにそのまま流し込んでいる。 カラオケスタジオ バンダイがファミコンでカラオケを楽しむ事に挑戦した周辺機器。周辺機器ではあるが、その性質上この項で扱わせてもらう。 マイクの形をした機器本体に専用カセットを挿入し、ファミコン本体に接続して起動する。 結構なジャンルの曲が収録されたが、楽曲を歌うための専用ソフトは僅か2本のみと短命に終わった。 データック バンダイが発売した拡張用周辺機器。周辺機器ではあるが、その性質上この項で扱わせてもらう。 バーコードリーダーを内蔵しており、データック専用のカセットで遊ぶことが出来る。 バンダイのこのような形の拡張周辺機器の路線は、次世代のスーパーファミコンでもスーファミターボの発売という形で継続される。 Q太 周辺機器ではあるが、その性質上この項で扱わせてもらう。 コナミから一部に提供されて販売された周辺機器。具体的な発売日のデータは残っていないが、価格は10,000円で提供されていた。 ファミコン本体のカセット差込口にセットする形で接続し、従来のファミコンカセットとは異なるQ太専用カセットを起動する 『NHK学園』と呼ばれる学習用ソフトのシリーズなどが提供されていた。 データシップ1200 正体不明とも言われるファミコン屈指の謎の周辺機器。下記の理由でこの項で扱わせてもらう。 その正体は、旧第一勧業銀行と任天堂が共同で企業向け銀行サービスとして販売した通信アダプタ。 周辺機器と言うよりは通信アダプタ一体型の端末であり、ファミコンのバリエーションハードみたいな存在。 ファミコンのバリエーションハードなのだが、ファミコン通信用のソフトのみに対応しており、普通のファミコン専用カセットなどでは遊べない仕様。 『ハートの便利くんミニ』などの通信カートリッジが同梱。 マイコンピュータテレビC1(ファミコンテレビC1) シャープが送り出したテレビとハードを合体させたマシーン。 任天堂と共同開発したらしく、ファミコンを内蔵している。 本体色は赤とシルバーが用意され、サイズは14型と19型が販売された。 本機のコントローラーは専用タイプが用意されている。 本機だけのオリジナルカセットとして『ドンキーコングJr.算数レッスン』が付属していた。 内蔵ソフトも二つ内蔵され、ドット絵を書く「JR GRAPHIC」とノートとして使える「TV NOTE」を用意。 本機の最大の利点としては、従来のファミコンでは不可能なRGB端子で繋がれていたという点。 そのため従来のファミコンよりも美麗な画質で遊ぶことができた。 その点からスクショを作るのに向いていたのか、当時のファミコンを取り扱う雑誌は本機を使っていたという。 「ワギャンランド」シリーズ等、一部動作不能なソフトが存在するため、遊ぶ前にソフト裏面の注意書きを確認する必要がある。 TV統一型ハードの見込みはまだあったようで、シャープは次世代機のスーパーファミコンでも同様のSF-1を発売している。 ツインファミコン こちらもシャープが送り出した、ファミコン互換機の代表例の一つ。 AV出力を可能としたファミコンとディスクシステムが合体したというコンセプトのハード。 遊ぶ際にはディスクシステムかカセットか本体の物理スイッチで選択する。 メディアを両方挿しっぱなしにはできず、使わない側のソフトはあらかじめ抜かないと物理的ロックも兼ねているため切り替えができない。 ソフトが起動してしまえば本家ファミコンとディスクシステムと変わりなく動作するが 違いといえばディスク起動画面に表示されるロゴが“Nintendo”から“FAMICOM”に差し替わっていたくらいである。 本体色としては赤色と黒色が用意された。 後期に製造されたツインファミコンは、コントローラーに連射機能が追加されている。 実はファミコンとディスクシステムを同時に購入するより価格が高い。 商売的に考えたら、普通はまとめて買うよりお得を売り文句にするもんじゃないのか……。 AV出力などの要素を考えたら、確かに値段を上回るのも仕方ないのかもしれないが。 イメージキャラクターには高橋名人を採用している。 ファミコンボックス/ファミコンステーション 任天堂が業務用としてリリースしたバリエーションハード。 旅館やホテルなどの利用客に遊ばせるために導入された。 当時どのくらいの価格で売られたのかは不明となっており、明確な資料がない。 コントローラーも通常のコントローラーではなく、海外のNESと同じ見た目だが互換性はない。 通常のコントローラー以外にも、光線銃が付属している。 巨大なハードだが、実は最大15個のカセットを同時に装着可能なのが最大の特徴。 使用するカセットは、NES専用カセットと同様の外観だが、コントローラー同様に互換性がない。 利用客による盗難防止のためか、カセットは鍵がないと全面カバーを外せず交換不可能。 コインによって一定時間遊ぶことが可能で、時間を追加するにはさらなるコインが必要となる。 制限時間終了寸前には警告画面が表示されるが、コインを入れないと強制終了させられる仕様だった。 この収益システムは設置者によって仕様が変更可能。 ファミコンボックスの互換機として、シャープからファミコンステーションも流通していた。 サポートにはシャープが対応していて、新品のコントローラーなどが当時は入手可能だったという。 現在はネットオークションなどで一般人でも購入可能な機会はある。 編集ファミコン ファミコンタイトラー シャープが生み出した、ファミコンバリエーションハードの中でも知名度が低いハード。 どこにファミコンの面影があるのか問いたくなるほど大きめの漆黒の外観が光る。 編集機能という大層な物を取り入れたためか、価格は43,000円と高め。 しかも、知名度の低さから現在も中古市場では価格が高騰している。 ビデオ編集機能とS端子を搭載したのがこのハードの最大の切り札。 ファミコンのバリエーションハードとしては相当貴重なS端子所持者となる。 タイトラーとファミコンのモードをスイッチで切り替え合うことができる。 内部的にはRGB信号も出ているらしく、画像処理チップをファミコンに移植して、更に配線をいじくり倒してRGB出力させるツワモノも居たとか…。 ビデオ編集では、撮影したビデオにテロップやナレーションを追加可能。 タイトルを自作する際は、専用ペンで書いた文字を認識して入力するという手順をとる。 音声を追加する際には、ファミコンのIIコンマイクを用いる。 雑誌編集で重宝されたという話もあるが、知名度の低さから本当か疑いたくなる。 NEWファミリーコンピュータ/AV仕様ファミコン ファミコンの廉価版ハードとして、ファミコン末期時代に任天堂から発売されたハード。海外では同型のNES仕様である『NES2』が発売されている。 既にスーパーファミコンに主流ハードが移行していたためか、7,000円とかなりの低価格を実現させている。 もちろん現在の時代に入手しようとすると高い出費が必要となるけど。 本体のデザインはより派手さが抑えられ、グレーのカラーとなった。 イジェクトなども不必要と判断されたためか削除され、手で掴んで引き抜くこととなる。 デザイン自体は結構な変更要素はあるが、互換機や廉価版にありがちな『周辺機器との互換性低下』を回避しているという完成度の高さを誇る。特にディスクシステムに対応しており、エキスパンドコネクタも残されている点の評価が高い。 最大の変更点はAV出力が可能となった点。 これでテレビに接続しやすくなった上に、従来よりも高画質を実現している。 コントローラーも改善しており、手にフィットしやすいデザインとなっている。 その代わり、マイク機能が撤廃されてしまっているのでこれを難点として挙げる人もいる。 ただ旧型のマイクは元々の仕様が単純に音声が有るか無いか認識しているだけであり、この新型では2コンの「十字キー下+A」「SELECT」を入力することで音を認識した判定になる。 廉価版と言われているが、むしろ立ち位置は改良版というべき存在。 ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピューター 2016年11月に発売された復刻版ファミコン。 外見は手のひらサイズに縮小した初代ファミコンそのものといった感じ。 その分コントローラーも縮小されている為人によっては使いにくいかも。 残念ながらカートリッジの入れ替えはできないが、当時の人気作30本が内蔵されており、これを切り替えて遊べるようになっている。 内蔵されたソフトは『ドンキーコング』『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』『メトロイド』といった任天堂の名作から、 『ファイナルファンタジーIII』『熱血行進曲』『魔界村』『グラディウス』等々、サードパーティのゲームも取り混ぜた豪華なもの。 しかもタイトルごとに中断セーブも可能。これでクリスタルタワーも安心である。 これでお値段5980円というから驚きである。 テレビCMは「ファミリーコンピューター、手のひらサイズで再登場」と、画面・ナレーションともに当時のCMを完全再現したものが作られた。 任天堂のロゴまで旧版になっている徹底ぶりである。 様々な層へのアピールが利いたのか、近年稀にみるほどのバカ売れを記録し、発売4日間で26万3千台の在庫が消滅してしまった。 このため即座に再販が決定したものの、再出荷は2018年6月と1年半以上もかかっている。 続く『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』も成功をおさめ、ゲーム業界は「レトロハードを模したソフト内蔵機」ブームに沸くこととなる。 【海外のファミコン『Nintendo Entertainment System』(NES)】 海外、特に北米ではアタリショックによるゲーム業界の焼け野原を任天堂が救ったと言われる。 1983年当時の米国のゲーム産業は、アタリショックで相当冷え込み、折しも台頭してきたホームコンピューター・後のパソコン業界にゲームプレイヤーの層を奪われつつあったとされる(実際には諸説ある)。 任天堂はアタリ社から米国版ファミコンを発売しようとしたが、アタリ社の不振で不発に終わる。 アタリのライバルだったコレコと任天堂に一定の関係があったことも原因だとされる。 1985年、任天堂は自社で外装などの仕様を変更した米国版ファミコンの『Nintendo Entertainment System』の投入を決定。 最初期は僅かな出荷量だったが、瞬く間に人気を博して全米に普及することとなる。 アタリ社の失敗で冷却状態と化していたビデオゲーム産業は、任天堂が復活させることとなった。 任天堂はこれ以降も廉価版のNESや次世代機を投入し、北米でゲーム事業を現在まで展開していくのだった。 海外版ファミコンのNESは、原点の日本版ファミコンと結構仕様が異なる。 本体のデザインからして異なり、各スロットや端子の位置や出力できる仕様、本体色などが変更されている。 カセットの形状は日本版より大きく、互いに互換性はなかった。 そのため、互いのゲームマニアはその国限定のソフトを遊びたい時に苦労したんだそうな。 ただしNESソフト→FC本体の場合、ピンアサインを変更するアタプター(通称「下駄」)を噛ませば運用可能。 逆のFCソフト→NES本体は、NESソフトに入っているはずのセキュリティチップを判別できないので、下駄みたいのを作ってみても起動しない。 現在はFC互換機があるので若干マシにはなっている模様。 周辺機器事情も異なり、ディスクシステムなどは上述した通り日本のみでの発売となっている。 また、本体仕様が異なるのでファミコンの周辺機器との互換性がNESにはない。 これはNESがエキスパンドコネクタを装備しておらず、ファミコン用周辺機器を拒絶しているため。 一応、米国でもファミリートレーナーや光線銃シリーズなどは登場している。当然だが端子の規格はNESコンロトーラー用に変更されている。 スプラトゥーンシリーズで登場するブキ「N-ZAP」シリーズはNES版の光線銃が元ネタである。 ファミコンとNESを比べると、両国のゲーム事情の違いなどが見えてきて面白いかもしれない。 本体前面に「Nintendo」の大きなロゴが鎮座していたため、「ニンテンドー」の愛称で呼ばれており、ファミコン同様ゲーム機全般を「ニンテンドー」と呼ぶ人々が相当数存在する。 2016年には『NES Classic Edition』と呼ばれる復刻版が発売。ただし、復刻版と言っても非常に小型であり、最初から本体に30個近いソフトが入っている仕様となっている。 上記のミニファミコンの先行販売に当たるが、一部収録ソフトが異なっている他、NESの仕様に合わせてか、コントローラが着脱可能となっている。 このためコントローラが本体並みの大きさになっている(というより本体がコントローラ並みの小ささになっている)他、Wiiリモコンの拡張端子を流用しているためクラシックコントローラをそのまま使用可能。 【付属冊子】 『これがファミリーコンピュータだ!!』 ファミコン本体に説明書、保証書などと一緒に同梱されていた小冊子。ただし同梱が始まったのは1985年辺りから。 ファミコンの取扱い注意や内部構造などを説明した漫画。作画は野崎泰氏。 ファミコン好きの小学生・学の所に、少年悟空宇宙人コン吉が遊びに来て、ファミコンについてのあれこれを解説してくれるというもの。 取扱い注意はともかく、内部構造の解説は、小学生にはいささかハードルの高いものだった。 背表紙には『ディスクシステム編』と銘打った続編の予告が記載されており、ディスクシステムには予告通り『ディスクシステム編』が同梱された。 前2作より知名度は劣るものの、第3作として1987年配布の『ゴルフトーナメント編』も存在する。作者は野家雪央氏。 作者交代とともにキャラクターも一新されており、小学生の大介と知り合った宇宙人の少年ディスカが、ゴルフJAPANコースとディスクファクスによるゲーム大会への参加方法を解説するというもの。 ちなみに『ディスクシステム編』『ゴルフトーナメント編』の背表紙には『ネットワークシステム編』の予告が記載されていたが、この『ネットワークシステム編』が実際に作られる事は無かった。 ファミコン・スーパーファミコン・メガドライブ・ゲームボーイなど、レトロゲーム機のソフトをプレイできる機器「レトロフリーク」の広告に、この漫画をあからさまにパロった作品が存在するが、わずか6ページしかないため「詰め込み感ハンパない」と作中でもネタにされていたりする。 【余談】 家におじいちゃんおばあちゃんなどがいた人は記憶にあると思われるが ほとんどのおじいちゃおばあちゃんは、これ以降のゲーム機もまとめて「ファミコン」もしくは「ピコピコ」というのはほぼデフォであったりする。 「ピコピコ」の語源は本機の特徴的な8bitサウンドに由来したものと思われる。 ジジイ「こりゃ、いつまでもファミコンやっとらんで外で遊べ」孫「じーちゃん、これファミコンじゃなくてバーチャルボーイだよ」 といったやり取りは日本全国で見られたものである。 追記・修正は、ファミリーコンピュータを購入してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 建て主は八坂頼子 -- 名無しさん (2016-09-03 21 20 17) 今までなかったのかこの項目…。 -- 名無しさん (2016-09-03 21 30 52) ファミコンボックス…であってるかな、ゲームセンターCXのミニコーナーで見たような…。 -- 名無しさん (2016-09-03 23 11 52) PS派のゲーム大好きな友達も「ゲーマーは好きな会社関係無くこのハードに感謝と尊敬を抱くべき」って言ってたな… 後々のゲーム業界の事考えるとそうなのかもしれんが -- 名無しさん (2016-09-03 23 14 08) 項目なかったのかよ -- 名無しさん (2016-09-04 01 04 28) 光線銃の仕組みを長年疑問に思っていたが、まさか銃側で認識していたとは… -- 名無しさん (2016-09-04 03 22 20) マイクで遊ぶ、ゲーム中に猫か何かのトラブルでリセットボタンを押される、画面が映らないとソフトの下の部分と本体の差込口を息で掃除する・・・思い出があり過ぎて胸が熱くなってきた -- 名無しさん (2016-09-04 04 27 05) ↑息でつながるのは、実は掃除というよりも水分で電気が通じやすくなるかららしいな。むろん、長期的にはさびなど悪影響だが。 -- 名無しさん (2016-09-04 08 38 33) 今度の仮面ライダーはゲームモチーフらしいから、変身アイテムに息を吹きかける動作は絶対あるな -- 名無しさん (2016-09-04 09 10 23) ↑それメーカー側が再三「故障の原因になるから絶対やるんじゃねえ!」って言ってる事だしな、むしろやったら苦情がきそう -- 名無しさん (2016-09-04 13 49 20) ニューファミコンが出てきたとき接続方式がAV出力のコンポジに切り替わったが、元祖ファミコンのRFスイッチ(だったっけ?)による接続方式はとても難しかったので、テレビへ繋ぐのが簡単になったのは嬉しかった。 -- 名無しさん (2016-09-04 18 19 21) 一時期、プログラム投稿雑誌では、FCのマシン語を最大限に生かした傑作ゲームが投稿されていたそうだ。 -- 名無しさん (2016-09-04 18 45 05) ↑2 TVの後ろに繋ぐやつだよね、四角くてつまみがあるやつ。アレの意味が分からなくて、これが繋がれてないテレビで初期FC使おうとしたら画面映らなくて混乱したことあったわw 3色ケーブルって偉大だなぁ…。 -- 名無しさん (2016-09-04 18 47 25) 当時はX68000みたいな馬鹿高い(確か当時で30万)かゲームウォッチのような安いのしかなかったから、当時の子供にはまさに救世主だったそうな。あと、当時ウチの親がPTAやってた時は意外と娯楽が多様化したから、直接的な暴力沙汰をやらかす不良が減ってたんだとか。 -- 名無しさん (2016-09-04 19 00 30) 経ってなかったんだな -- 名無しさん (2016-09-04 19 21 29) 読み応えのある良い記事だな。 -- 名無しさん (2016-09-04 20 09 28) 体感器具に、プログラミング装置、ハンドコントローラー、まさにエポックメイキングなマシーンだったな。 -- 名無しさん (2016-09-04 20 33 08) 今はFC互換機の本体わちょくちょく見かけるね -- 名無しさん (2016-09-05 01 36 50) ニューファミは今繋いでも余裕で動く -- 名無しさん (2016-09-05 04 21 24) まとめてみるとWiiUや3DSはある意味でファミコンの正当進化系だとよくわかる -- 名無しさん (2016-09-05 11 00 04) ニューファミコンはマイク機能そのものはないけどBボタン押しっぱなしでマイク入力と同等になる機能なかったっけ? -- 名無しさん (2016-09-05 17 25 38) 小さい頃 お父さんがゼルダの伝説を買ってきてくれてどっぷりテレビゲームにはまったな -- 名無しさん (2016-09-05 19 37 30) 思井での多い機種。従兄の家で、「エキサイトバイクしないか?」と誘われて、まさかあるとは思わず、「エキサイトバイクのボードゲーム?」と質問して、ファミコンをはじめて見てプレイした思い出、母方の田舎の家で、迷宮組曲やフラッピーを遊ばせてもらった思い出。まだ覚えてる。 -- 名無しさん (2016-09-05 19 59 06) ↑3 マイクの代用は↓+Aだぞ -- 名無しさん (2016-09-05 23 12 30) ガンコンの認識はそんな方法やったんか…発想すげえ -- 名無しさん (2016-09-06 10 39 41) パワーグローブはいいぞ…かっこいいぞ… -- ルーカス様 (2016-09-07 18 45 02) 30個近いソフトが入っている復刻版!?ほしぃぃぃぃぃぃ!! -- 名無しさん (2016-09-07 18 50 36) そういえば、最近の互換機にファミベーのキーボードって接続できるのかな? -- 名無しさん (2016-09-18 15 54 34) 何も言わずにこれを見るべし。これ、ユーザーがファミベーで作ったゲームなんだぜ……? ttp //www.nicovideo.jp/watch/sm5106319 -- 名無しさん (2016-09-18 16 14 11) ↑20 やっちまってましたね -- 名無しさん (2016-10-02 11 26 43) ↑課長は10年以上前からやってたしね -- 名無しさん (2017-04-08 13 10 32) NESのカセットは拡張音源チップ積めないんだっけ -- 名無しさん (2017-10-28 01 50 41) コイツが無かったら今日のゲーム事情はかなり変わってたかな? -- 名無しさん (2017-10-28 08 51 32) ミニファミコン出た機会に、収録ソフトの中にファミリーBASICを追加し、データレコーダを内蔵した、ミニファミコンVer2って出ないかなぁ。そうすれば、昔ファミリーBASICでプログラミングしていた世代も取り込めそうだと思うんだが。 -- 名無しさん (2017-10-28 09 08 01) ↑2 基礎の構成が最初のハードの影響を受けるって考えるとコントローラーあたりの事情が特に変わってそう -- 名無しさん (2017-10-28 09 09 00) 自然と同じような形に収束していきそうな気もするけど、全く違った形になった可能性を考えるのも面白いな。 -- 名無しさん (2018-04-06 21 41 19) 初代のでも改造して擬似的にステレオ化したりAV化したり出来るんだよな。ネットですぐに方法が見つかるのでRFスイッチが壊れたりした時にやってみるといいかもしれない。失敗しても責任は取れんが -- 名無しさん (2018-06-15 20 48 21) ファミコンは当時オーバースペックで後発のマークⅢでさえ発色数しか性能を上回れなくて他の性能は全てファミコンに劣ってたんだよね -- 名無しさん (2019-09-08 22 40 16) NEWファミコンを基板を一部加工して赤白用のIIコンを接続すればマイクが使用できるんだとか。 -- 名無しさん (2019-09-18 20 32 33) オメガでありアルファ、ファミコンが無ければこの世は暗闇よ -- 名無しさん (2020-10-29 15 48 48) ファミコインとか無かったっけ?十字キーをジョイスティックっぽくできるヤツ -- 名無しさん (2021-09-18 19 25 35) 生みの親が天国に旅立ったか…。ご冥福をお祈りします…。 -- 名無しさん (2021-12-09 22 07 40) 現在ではC1等のPPUを入手するのが難しいのでオリジナルのPPUと組み合わせてRGB出力するための専用基盤が売られている。 -- 名無しさん (2022-11-08 23 51 03) アーケードのドンキーコングを移植できるスペックが目標だったみたいね -- 名無しさん (2023-09-08 20 16 24) CMの「共存体」、「共存タイプ」にも聞こえる -- 名無しさん (2023-10-25 21 33 44) NESカセットってセキュリティチップが入ってたのか… -- 名無しさん (2024-02-04 19 33 58) 名前 コメント
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基礎データ ブランド名 大阪・日本コンピュータ専門学校 会社名 日本コンピュータ専門学校 電話番号 Fax番号 メール 企業分類 専門学校 現在の問合せ結果 × 現在のコメント メール返信なし 最終更新日 2009/03/21 特記事項 基礎データ特記事項 日本コンピュータ専門学校2008年10月23日の毎日朝刊に広告あり 他、広告あり 03/18 ×(メール返信なし) 関連ページ 特に新聞に広告を出している企業は毎日新聞にとって泣き所となるようです 問合せ 問合せ先一覧 / 毎日新聞に広告を出していた企業(日付別) / 毎日jpに広告を出していた企業 / 電話問合せのコツ 結果別一覧 ◎◎-◎-○ / △ / ×(記号、数字、ローマ字) / ×(ひらがな) / ×(カタカナ・ア行~ナ行) / ×(カタカナ・ハ行~ワ行) / ×(漢字・あ行~か行) / ×(漢字・さ行~た行) / ×(漢字・な行~は行) / ×(漢字・ま行~わ行) 分野別一覧 製造業 / 製造業その他 / 小売、卸売 / サービス業、娯楽 / 医療、医薬 / 建設、不動産 / 金融、運輸、IT、その他 / マスコミ、出版 行政等一覧 行政、各種団体等 / 教育機関等 / 政治家、著名人 毎日新聞系列 【その1】 【その2】 【その3】 【その4】 【その5】 【その6】 【その7】 【その8】 【その9】 問合せ報告 毎日新聞関係の凸結果を淡々と張り続けるスレ7 ※「電凸」とは「電話問合せ」のインターネットスラング(俗語)です。(詳細は用語集) 対応評価の大まかな目安 ◎◎ 広告打ち切り・今後広告を出さない・今後広告を出す予定はない ◎ 良対応・厳重な抗議 ○ 普通、中立対応・対応検討中、今後注視 △ 保留・問合せの返答結果待ち(3日以内に回答なければ×) × 悪対応・無回答・処分は十分毎日の姿勢を容認・広告続行 このテンプレを編集 日本コンピュータ専門学校 2008年10月23日の毎日朝刊に広告あり 他、 広告あり 03/18 ×(メール返信なし) 「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事161 http //changi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1237206823/94 94 名前: 名無しさん@自治スレにてローカルルール議論中 [sage] 投稿日: 2009/03/18(水) 22 01 10 ID 4BRYUh+l0 397 名前: 松崎名無しげる [sage] 投稿日: 09/03/18 19 44 51 ID 6Juhtkze メールのお返事です 大阪日本コンピュータ専門学校 →メール返信無し 関連ページ 検索 教育機関等への問合せ結果
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概要 [#t241f056] Aipo起動スクリプト、終了スクリプトの変更 エラー内容 [#f7390af0] 起動スクリプト(/aipo/bin/startup.sh) [#w3929151] 終了スクリプト(/aipo/bin/shutdown.sh) [#j9019a46] コメント 概要 Ubuntu-server10.10 x64 に、Aipo5.1.2.0をインストールするためのメモ。 UbuntuというDebianベースUnixに加え、64bit環境という、公式サポートをはるか飛び越えた環境なので気をつけるべし。 ...とはいっても、Aipo6世代を検証してみて感じたことは、原則、Ubuntu-server11.04(64bit)にAipo6.0.1.0をインストールするに従えば良いということ。 なので、基本的なセットアップは、そちらのページを参照して欲しい。ここでは、Aipo5で更に必要な変更点のみ記述する。 Aipo起動スクリプト、終了スクリプトの変更 新しい64bitJREをいれたせいか、はたまた、64bit環境にしたせいかわからないが、java実行時のメモリ確保をデフォルトのスクリプトから変更してあげないと、起動・終了に失敗する。 Aipo5で必要な修正であり、Aipo6からは、起動方法が変更になっているため修正の必要なし。 エラー内容 起動スクリプト、終了スクリプトを実行したときに、下記エラーが出ることがある。 Error occurred during initialization of VM Too small initial heap for new size specified どうやら、JREの起動時メモリ確保が少なすぎて、エラーが起きたときに出るようだ(確保メモリが少なすぎて、プログラムを走らせられないっぽい)。 私の環境では、終了スクリプト実行時のみエラーが出たが、起動時にも出る可能性はある。よって、両方の修正箇所を書いておく。 起動スクリプト(/aipo/bin/startup.sh) AipoのTomcat起動部分を下記のように変更。 ページレイアウトの都合上、...以降、省略してあります。全文は折りたたみ表示の中にあります。 変更前 $AIPO_HOME/jre/bin/java -Xms128m -Xmx256m -XX NewSize=64m -XX MaxNewSize=64m -Djava.endorsed.dirs=... + 全文 $AIPO_HOME/jre/bin/java -Xms128m -Xmx256m -XX NewSize=64m -XX MaxNewSize=64m -Djava.endorsed.dirs=$AIPO_HOME/tomcat/common/endorsed -Djava.io.tmpdir=$AIPO_HOME/tomcat/temp -classpath $AIPO_HOME/tomcat/bin/bootstrap.jar -Dcatalina.base=$AIPO_HOME/tomcat -Dcatalina.home=$AIPO_HOME/tomcat -Djava.awt.headless=true org.apache.catalina.startup.Bootstrap start $AIPO_HOME/tomcat/logs/startup.log 変更後 $AIPO_HOME/jre/bin/java -Xms128m -Xmx512m -XX NewSize=64m -XX MaxNewSize=64m -Djava.endorsed.dirs=... + 全文 $AIPO_HOME/jre/bin/java -Xms128m -Xmx512m -XX NewSize=64m -XX MaxNewSize=64m -Djava.endorsed.dirs=$AIPO_HOME/tomcat/common/endorsed -Djava.io.tmpdir=$AIPO_HOME/tomcat/temp -classpath $AIPO_HOME/tomcat/bin/bootstrap.jar -Dcatalina.base=$AIPO_HOME/tomcat -Dcatalina.home=$AIPO_HOME/tomcat -Djava.awt.headless=true org.apache.catalina.startup.Bootstrap start $AIPO_HOME/tomcat/logs/startup.log 上記例は、"-Xmx"オプションのみ変更している。 前述のとおり、起動スクリプトにおいては編集しなくても、私の環境ではエラーは出なかった。 "-Xmx"オプションは、最大ヒープメモリサイズ指定なので、ユーザー数が多かったり、更新データ数が増える可能性がある場合は、上記修正をしたほうが良いかもしれない。 終了スクリプト(/aipo/bin/shutdown.sh) AipoのTomcat起動部分を下記のように変更 ページレイアウトの都合上、...以降、省略してあります。全文は折りたたみ表示の中にあります。 変更前 $AIPO_HOME/jre/bin/java -Xms1m -Xmx1m -Djava.endorsed.dirs=... + 全文 $AIPO_HOME/jre/bin/java -Xms1m -Xmx1m -Djava.endorsed.dirs=$AIPO_HOME/tomcat/common/endorsed -classpath $AIPO_HOME/tomcat/bin/bootstrap.jar -Dcatalina.base=$AIPO_HOME/tomcat -Dcatalina.home=$AIPO_HOME/tomcat org.apache.catalina.startup.Bootstrap stop $AIPO_HOME/tomcat/logs/shutdown.log 変更後 $AIPO_HOME/jre/bin/java -Xms128m -Xmx512m -Djava.endorsed.dirs=... + 全文 $AIPO_HOME/jre/bin/java -Xms128m -Xmx512m -Djava.endorsed.dirs=$AIPO_HOME/tomcat/common/endorsed -classpath $AIPO_HOME/tomcat/bin/bootstrap.jar -Dcatalina.base=$AIPO_HOME/tomcat -Dcatalina.home=$AIPO_HOME/tomcat org.apache.catalina.startup.Bootstrap stop $AIPO_HOME/tomcat/logs/shutdown.log すなわち、"-Xms"オプション、および、"-Xmx"オプションの"1m"という値を、起動時の値に合わせた(-Xms128m -Xmx512m)。 コメント Aipoインストールに関する記事に対するコメントは、メインブログで受け付けております。 自由気ままなITメモログ 「Aipoを64bit環境にインストールする」